小さいお子さんをお持ちの方みなさん、食べ物は残してはいけないってしつけをしていますか?それとも無理して全部食べなくていいって言っていますか?
昔はご飯を残す=悪だった
わたしが子供の頃は、親にはご飯を残さず食べなさいってしつけられたし、学校の給食は全部食べなければ給食後も居残りして食べさせられたりしていました(今だったら大問題ですよね。)
食べ物は大切、粗末にするのは良くないことだ、という前提の教育ですよね。
もちろん食べ物を粗末にするのは良くないんだけど、この飽食の時代、とにかく全部残さず食べなさい!ってしつけは正しいのでしょうか・・・?
今は肥満による問題の方が多い
日本でも、子供の肥満とメタボリックシンドロームが増えているそうです。原因は食生活や運動習慣にあるそう。
子供のメタボリックシンドロームが増えている!厚生労働省 e-ヘルスネットより
おとなにも言える事ですが、飽食の日本で、食べない事の害より、食べ過ぎることによる問題がこれからも増えていくのではないでしょうか?
あとやっぱりお菓子やジャンクフードはとても手軽に安く買えるのでついついたくさん食べてしまうので注意が必要です。
子供の食べ方から学ぶこともある
おとなになってから、どうしても
「1日3食規則正しく食べないといけない」
「残したらもったいないから残してはいけない」
という固定観念に囚われてしまい、自分の純粋な食欲以外の部分で食事をとってしまいがちです。
朝たくさん食べてお腹が空いてないけど、今のうちに昼食食べておこうかとか。
お昼が遅くなったけど、時間になったから何となく夕飯食べるとか。
お腹いっぱいになってきたけど、残したらもったいないから全部食べちゃおうとか。
ところが4歳の娘は、食べるときは大人と同じくらいの量を食べますが、「お腹空いてない」とほとんど食べないで食事を終わりにするときもあります。
そんなときついつい、「ちゃんと食べなさい!」と言ってしまっていたのですが、ふとこれっていいのかな?と思いました。
毎日体調によって食べられる量は違う。何となくお腹が空かない夜もあるし、空腹で仕方がない朝もある。子供はその体のストレートな欲望に従ってるだけなのかな、と。そんな動物的な本能を否定して「時間になったら食べないといけない」「残すのは悪いこと」とただ教えるのは将来のためにならないのでは?と思うのです。
まとめ
我が家では、とにかく全部残さず食べなさい、という教育はしないようにしようと思います。その代わりに、食事の時には以下の2点に注意していこうかと。
自分の食べられる量を把握すること。
やっぱり食べ物は大切なので残して廃棄するのは良くない。自分が今食べられる量を把握してその分だけよそって食べられるようになってほしい。
健康のために必要なものは何か考えて決めて食べること。
子供って放っておいたら好きなものでお腹を満たしてしまいますよね。でも親としてはバランスよく食べてほしい。
そのために、「お野菜きちんと食べなさい!」ではなく、なぜ食べたほうがいいか、を説明していきたい。お肉やお魚は体をつくるもの、お野菜を食べたほうが元気に過ごせる、など子供にもわかるように説明してあげることが大切かと。結構子供って理論的に説明するとわかってくれたりするので。母も勉強しなくては・・・。
以上、食育について最近思うことでした。おしまい。
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